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「私の名前は平島和(ヒラシマノドカ)って言います。25歳です。気軽に『平ちゃん』ってよんでね」
「「「平ちゃ~ん」」」
即座に十数人の男子生徒が声をハモらせる。
女子達は皆どん引き。蔑みの目で彼らを見ている。
(残念ながらこのクラスの男子はアホが多いらしい……)
隼人は呆れて頬杖をついている。
「じゃあ、皆さんの名前も教えて下さい。では、出席番号1番の人からお願いします」
平島先生がそう思うと悠太は勢いよく立ち上がり、自己紹介を始めた。
「俺の名前は朝岡悠太です!特技は、女子の事なら全部覚えれることです!」
(こいつはアホ王と変態王の称号を獲得できそうだな……)
因みに、女子達に蔑みの目で見られたのは言うまでもない。
(次は俺の番か……)
隼人は適当に自己紹介を終わらせ、席に着く。
そして、隼人がさっきの自己紹介で気になった事を悠太に聞く。
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