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他の人と違う自分を、誰かがきっと受け止めてくれるだろうと信じて、周りの人を頼ってみた。支えが欲しかっただけなのに、いつのまにか居場所を得ること自体が目的になってしまっていた。現実世界から拒絶された俺は、"自分"を押し殺すことにし、ついに居場所を手に入れた。
一度は受け入れられた俺だが、今の居場所は本物ではないと気付く。周りは誰一人として自分を見ていない。当たり前である。自分は自分ではないのだから。でももう遅い。ここで生きていくしかない。自分を偽って生きていくしかないのだ。
((焦燥))と((絶望))
一体どちらが幸せなのだろうか。
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