友の異変

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それは手に収まるぐらいの大きさの水晶のような物だった。 しかし普通の水晶とは違う。 水晶の中を赤い炎のような物が揺らめいている。 「それは親父の部屋にあったやつだ。 オレも一目見た時に気になって親父の部屋から持ち出したんだ。 ようやく使い方もわかった。 着いてきな。」 そう言うと諒太は部屋を出て行った。 言われた通り後に着いていくと、裏庭にでた。 「見てな」 そう言うと諒太は先程の水晶のような物を握り潰した。
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