Chapter3~救うべき世界~

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目を開けると木造の屋根?が見えた。回りを見渡すと室内だとゆう事が分かった。 「ここは…」 「あっ、目が覚めましたか?」 後ろから声がして振り向く。 部屋の入口からこちらに向かって女の子が歩いてきた。カーラちゃん?だった。 「体に痛みはありますか?」 「いや…特には…」 正直、体が変に重い気もしたが取り敢えず痛みはなかった。 「あれから丸二日あなたは眠っていたんですよ?」 「丸二日も!?」 「えぇ、でももう痛みもないみたいですし…取り敢えず大丈夫そうですね」 彼女はニコッと笑った。 「君こそ怪我とかは…あっあの人は!?」 俺はおじさんの事を思いだし聞いた…が彼女の表情から聞かなくとも答えは分かった。 「ガイアさんは私を助けようとして命を落としました…私が一人で行動して捕まらなければもしかしたらガイアさんは…」 彼女の表情がどんどん暗くなっていく。 「君のせいじゃない…」 「えっ…?」 「俺が…無力だったせいだ…」 俺にもっと力があれば…
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