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た「(この人・・・記憶喪失か?)
あの~、どこから来たかは、分かりますか?
自分の名前はわかりますか?」
?「ヨは、さっきまで、こんなところにはいなかったのじゃ。ヨは自分の城にいたのじゃ。
名は罵家杜野僧宮(バカトノソウグウ)と申す。
亜帆駄羅京(アホダラキョウ)の殿様じゃ」
その殿様らしき人は、何がなんだか分からなくて混乱している顔だ。
た「(うん。記憶喪失だ。変なこといってるもん。変な顔してるもん。)
とにかく、警察呼んでくるよ。
安心して、逮捕とかじゃないから」
殿「何を言っておるのじゃ?」
た「だから警察を・・・」
だが・・・たかしはあることに気づいた。
(あれ・・・?まてよ、記憶喪失なら、何であんな話作れるんだ・・・?
まさか、本当なのか?!)
たかしの脳をフル回転させた結果、殿様らしき人のなぞを突き止めることにした。
た「殿様?!あんた、さっきまでそこで何してたんだ?!」
切り替えが早く、好奇心旺盛なたかしであった。
殿「ヨは自分の城で、茶会をたのしんでおった。
そのときのヨの庭は、風情ある風景じゃったのお。
城の家来たちも、いたんじゃがのう。
なぜヨについてこない」
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