殿様の過去

3/3
1人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
家来「な・・・なんですかあれっ!!」 殿「おうおう、なんじゃなんじゃ」 突然、殿様の前の空間がゆがみ始め、一瞬黒く光ったかと思うと、殿様を吸い込み始めた。 殿「おお~うぅ! トレビア~~~ン!!」 家来「っと、殿様ぁあ~!!」 ガキ「お~い、お殿様~! おっとのげたなぁこれは」 (おったまげたと言いたかったんだと思う) 熊「殿・・・」 村人「うひょひょひょひょひょ!!」 熊がしゃべった点と、村人おかしくなりっぱなしな点はスルーして・・・ 家来たちは、吸い込まれゆがんでいく殿様を見たまま、呆然とし、立ち尽くしていた。 殿「世界は広いぞよ」 殿様の頭だけが見えていたところで、わけの分からない言葉を発して、殿様は、吸い込まれていき・・・ やがて消えた。 -------------------- そして、今に至る・・・ 殿「というわけぞよ」 た「黒い光・・・吸い込まれた・・・ やっぱタイムスリップだ!!」 たかしは何も知らないくせに決め付けた。 殿「なんじゃ・・・その、体毛スランプとやらは?」 た「体毛スランプじゃねえよ?!タイムスリップだよ?! 体毛が不調なんですか?!」 殿「確かに・・・頭は気になるの・・・」 た「気にしてろ、ちょんまげハゲっ!! 俺の予想だと・・・お前は、過去の時代からやってきたんだ! どのくらい昔かはしらないけど」 殿「なんじゃと・・・ヨはもう少し人生を楽しみたかったぞよ・・・」 た「いや?!しんでねえよ?! 話し聞いてましたか?!」 そして、たかしは殿様が昔から来たことを、もう一度説明した・・・
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!