兄貴

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「はいはい、わかってますよ。どーせ可愛くなんかないですよ、あたしは。」 悠子は俺を睨み付けて、下駄箱へ歩いて行ってしまった。 「えっ、悠ちゃん待ってよ!」 真理ちゃんが悠子を追い掛けようとした。 「真理ちゃん、ちょっといい?」 腕を掴み、引き止める。 「え//あの……?」 真理ちゃんは困ったような顔で首を傾げた。 明らかに喜んでるけど… まあいいか。 「今、彼氏とかいる?」 あっ、しまった。 ますます勘違いさせるようなことを……。 「いませんよ?//」 あぁーもう、いちいち赤くなるなよな… 「そっか。じゃー合コン来てくれるか?」
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