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「馬鹿げている」 キリノの話を最後まで聞いたサモハンの第一声がそれであった 「確かに俺はお前にお願いをした、『アイツ達の使い道を考えてくれ』と。 事実お前はありがたいことに直ぐに考えてくれたしかし、」 そこまで言ってサモハンは黙る キリノが考えた策は二つ 一つは商人の護衛 この国は先述の通り物資の輸送の中継地点であり往来する商人が数多く存在する 人や物の流れはそれに伴う山賊等と言った物騒な物をも呼び寄せる 商人達は当然それに備えて傭兵等を召し抱える事で自らの身の安全を守ろうとする そこでキリノはその護衛を委託させることを考えた 委託することによって商人は運搬しない月にも払っていた傭兵に対する給与を払わずに済むようになり、結果としてコストを下げれる事となる これに関してはサモハンも成る程と膝をうった しかしもうひとつに関してサモハンは賛同をしかねた 「アイツらに武器を持たせて市民を守らせる?そんなことがこの国で出来ると思っているのか?」
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