暁美パラドックス

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「とりあえず、僕は死神さんを・・・死神凛音の事を諦めません」 大丈夫、闘志はある。 メラメラと燃えているぞ。ファイヤー! 「・・・今回の件でアンタに何があったの?」 「・・・・・暁美に告られた。で、フッた」 「えぇーっ!?」 スッゴい勢いで驚く葉月。そりゃそうだ。 「でも、それでね。改めて気付かされたんだよ・・・やっぱり僕が好きなのは死神さんなんだって」 「だから・・・」 「うん、だから諦めない。いつか勝ってやる」 見えない敵に。或いは世界の条理に、秩序に。 そこまで言って僕の携帯がバイブレーションした。ブブブッって。  
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