エピローグ

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汽車に長いこと揺らされた私達は寝ていた 汽車が止まりすると駅員が「起きろ」と私達は叩き起こされる 私は飛び起き、駅員を見た 駅員は「どいてくれ 他へ移るんだ」と棚に載せてた荷物を私達に無理やり渡した 駅員は「どけ 何度も言わせるな」と私達に言った 私は「分かったよ」と言ってトレイン達と共に外へと出て行った 男は「ここは」と聞いた トレインは「さあね、何故降ろされた?」と聞いた 私だって分かるはずない すると私達の目の前に1人の黒人が「見ろよ」と指を指す 私達は指が指された方を見ると「白人専用の車両だ だからさ」と男は説明してくれた 「まっすぐ一列になれ」 離れた所…護送車側から聞こえた 「離れるな」と護送兵が言う トレインが「ドイツ人だ」 護送兵がドイツ人に「歩け」と命令口調で言った トレインが「驚いたな」と呟く 私達の目の前を護送兵と捕虜のドイツ人が横切る 先程の男が「捕虜を乗せるんだ」と別の車両に向かう 私は「俺たちの代わりに?」と聞いた すると駅員が「出るぞ、乗るのか乗らないのか?」 私は黙って立っていた 駅員は「出発!」と大声で言った 私は迷いを捨て別車両に乗る列に急いで並んだそして私達はタスキーギの近くの駅に降り、その後は軍のトラックに乗りタスキーギ飛行訓練学校へと向かっていった このトラックには飛行士を目指してきた黒人しか乗っていない ゙タスキーギ"と書かれた門が見えてきた トラックは門の所で止まり運転手が門番と話している 1人のぽっちゃり体型の黒人が立ち上がり 空を眺めた私も立ち上がった、空には戦闘機が飛んでいる男は「あれか イカすな」と男は笑いながらパイプを口にくわえ私を見た トラックは基地内にゆっくりと入っていった
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