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ジョイ少佐が一歩前へ出る
少し間を置いてからジョイ少佐は「なぜ軍隊に入った」と質問の内容だけ言い、手前にいる汽車で本を読んでいた男に問う「お前は?」、男は「何です」言い返す、ジョイ少佐は「繰り返させるな」と少し怒りっぽく言う、男は「国のためです」、ジョイ少佐は鼻で笑ったあと「国だと? お前はバカか?」男は「いいえ」と否定し言い返す、ジョイ少佐は「愚か者 立場が分からんのか ここはお前らの国じゃない お前らの国はゴリラやマラリアや宣教師がいる--」、ジョイ少佐が話してる途中トレインが私を見て呟く「ハーレムに?」と、私は彼を見て少し口元が緩んだ、ジョイ少佐はこちらを振り向きトレインではなく私に歩み寄る
私の近くに止まり「なぜ入った」と聞く、私は「人々を敵から守るためです」と答える、ジョイ少佐は「誰をだ ニガー」と問いただす、私は「皆をです ドイツ人は黒人を迫害します」と答える、ジョイ少佐は「黒人はドイツ人と戦ってないぞ」とジョイ少佐は言い返す、私はグレン中尉をチラッと見たあと「例外もいます」と答えた
ジョイ少佐は間を置いてから「俺の仕事はお前らに 飛び方を教えることだ 大佐のお言葉を言い換えよう お前らはカスだ」
そう言ったあと、後ろを向きグレン中尉が先に敬礼したあとジョイ少佐が返礼する、そしてジョイ少佐がグレン中尉に「厳しくしろ」と言ったあとジョイ少佐は去っていった
間を置いてからグレン中尉は「2人の異なる将校から 全く違う言葉を聞いた 肝に銘じておくがいい 俺の役目は諸君を軍隊に慣れさせることだ 起床は0600時 訓練は0630時から 朝食は0730時 軍の最高司令官はルーズベルト大統領 いちばん下は君たち訓練生だ 必要なものはすべてこの基地内にある 知るべきことは軍隊の教科書に載っている ないものは知らんでいい」
その後私達は宿舎に移動し各自休んでいた
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