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兎にも角にも名前がない事には呼び様が無いのでメシアは自分の持てる最大限の頭脳を発揮して考えた
「じゃこれも何かの運命って事でフェイトって事でいいか?運命は英語でfateらしいから」
まさに中二病溢れるネーミングセンス・・・まぁ高校生だが
「ふぇいと?・・・・うん!フェイトね!」
子狐・・・今此処にフェイトと命名された。
フェイトはメシアの予想を超える喜びように・・・・詳しく言うと嬉しさの余りメシアに抱きついた
「ちょ!服!服きなさーい!!」
メシアの恥ずかしさマックスによる叫びによってようやくフェイトはメシアから離れた
「ん?ふくってなに?」
(服が日常に浸透してないだと!!!)
メシアもまさか此処まで文明が進んでないとは思わなかった。
実際のところは普段子狐の姿のフェイトに服が必要なかっただけなのだが
「ふく・・服って必要?」
嘘や冗談ではなく本気で聞いている
「必要!もしくは狐の姿に戻りなさい!」
メシアの真剣な表情に何か察したのか光を纏うと子狐の姿になっていた
「これでいいの?」
(狐が喋る姿って意外に違和感ねぇな・・・ファンだジーな世界に慣れたか?)
そんな事を考えていたが次にフェイトが言った言葉で事態は急変した
「これでいいの?パパ」
お茶など水分を口に入れていたなら盛大に噴出したであろう
「ッ!!!!」
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