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生まれてこの方パパと何て呼ばれた事など一度もない(てか呼ばれてたら犯罪じゃね?)メシアにとってこの言葉は物凄くこそばゆく感じた
「メシア!いい?!メ・シ・ア」
「メシアパパ?」
メシアのささやかな抵抗は無垢なフェイトには何の意味も無かった
「・・・もういいです・・勝手にパパでも父でも呼んでください・・・・それよりフェイトは何者なの?狐ってのは分かるけど」
「なにもの?フェイトだよ?」
フェイトは特に考える様子もなく答えた・・しかしそれはメシアの望んだものではなく
「いや・・その、妖狐です!的なのは無いの?」
「ようこ?フェイトはフェイトだよ」
何の濁りの無い笑顔・・・これの何処を疑ったら・・
(ま、害は無いし良いか)
これもファンタジーだ、と諦める事にした
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