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体育館から戻って私は凛に激怒。
「次やったら覚えてなさいよ!!」
私がそう言うと凛は
"パンチュは自分の責任よ"
と小声で言う。
私はまたカッと熱くなる。
黙って自分の席に戻って顔を隠す様に俯く。
「杏」
俊の声が横から聞こえる。
私は振り向き俊を見ると
「顔真っ赤。 よっぽど恥ずかしかったんだろ? つか普通に恥ずかしいよな」
そう言いながら私のホッペを触った。
その瞬間。
ドクンドクンと胸が高鳴ったんだ…。
「…別に…」
私は俯いて、何時もよりも小さな声で言った。
俊は小さく笑う。
「素直じゃねーな。」
って言いながら笑っていた。
あの笑い方で…。
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