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それから私は俊を極端に避けつづけた。
朝も一緒に行かなくしたし、話し掛けられそうになった時は必ず逃げる。
正直こんな事をするのは嫌だった。
辛かった。
お昼、凛は久保君と過ごすから一緒にはいれない。
教室に居たくなくていつも屋上に一人でいた。
常に先輩に監視されていそうで怖かった。
今日もいつもの様に屋上にいた私。
―ブーブー
携帯がポケットでなる。
ディスプレイには、"凛"と表示されていた。
[今どこにいるの?(^_^)]
なんでだろうと思いながら凛に屋上に居る事を知らせた。
凛がくるのかな。
―ギー
屋上の扉の開く音が聞こえる。
「凛、本当に来―…」
なんで…?
「ハァ…ハァ…見つけた…。」
なんでいるの…?
なんで来たの…?
「…俊」
口は笑ってるのになんで悲しそうな顔するの?
心配するんだよ…?その表情。
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