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「普通ならしない。でも…お前の弱みにつけ込まれたら?
例えば…お前自身に危害を加えられたり、家族に何かあったら?」
「その時はすぐ叶夢先輩や社長に報告すれば…」
斗真は首を横に振る。
「口止めしてやらざるを得ない状況に追い込むことは簡単だ」
「…………」
「愛音の身が危険になるだけだ」
「…………」
「俺達が付き合う事でそこまで話が進むとは俺は正直考えていなかった。
今まで愛音が職場では俺達のことを隠したいって言ってたのは正解だったよ。言ってたら…別れてたかもしれない」
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