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愛音の返事を聞いてふぅーと大きく息を吐き出す緒方。
「緒方さん?」
「なんだ?」
「もしかして…照れてます?」
愛音が緒方の顔をのぞき込むと緒方は窓の外へ視線を動かした。
「やっぱり照れてる」
愛音がクスクス笑うと緒方はバツが悪そうに愛音を引き寄せ唇を奪った。
「ガキみたいな告白させるな」
「でも私まだ言われてません」
「何を?」
「私を好きじゃない人とはお付き合いできません」
「愛音?大人はね本当はベッドの中でしか言わないんだよ」
緒方はもう一度唇を重ねると愛音の耳元で囁く。
「すきだよ…」
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