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「愛音、先に風呂使って」
「私は後でいいです」
「わかった。冷蔵庫の飲み物勝手に飲めよ。ゆっくりしてていいから」
「はい。ありがとうございます」
愛音はリビングにちょこんと腰をおろした。
その姿を横目で見ながら緒方は風呂場へ向かう。
愛音はボーっと一点を見ていた。
(何があったんだろう…)
他人事のように一日を振り返る。
恋愛経験が全くないと言っていいほどの愛音の頭は容量を超えていた。
(あれ?私、緒方さんのこと好きだったっけ?)
背の高さも気にしてなかった男と何故付き合い始めたのか分からない自分。
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