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「おはよう」
愛音の背後から聞こえた声に皆が振り返り挨拶を交わす。
「おはようございます」
愛音は振り返らなくても誰だかわかる。
そして振り返らなくても彼が不機嫌なのだと声のトーンが教えてくれた。
皆は彼の顔つきが怖かったからか一斉にデスクに戻る。
愛音も挨拶することなくデスクにつくと急いで準備を始める。
彼の突き刺さるような視線を感じながら…
パソコンを立ち上げチラッと彼を見れば彼の眉間には皺がある。
今すぐここから逃げ出したいけれど動けない。
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