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数時間してやっと緒方が目を覚まし腕がゆるんだ瞬間、愛音は脱出した。
「ひどい…」
「何が?」
「酔った女にこんなこと…」
「勘違いするな。服を脱いだのはお前だ」
「嘘よ!どうしてそんな嘘…」
緒方が指さす方を見れば綺麗に畳まれ積み重ねられた衣類。
「俺、洗濯物畳めないから」
「だ、だからって一緒に寝なくてもいいでしょ!!」
「ここは俺んち。ベッドは一つだけ。裸の女から抱きつかれたら男はいくしかないだろ」
「私から?嘘?」
「俺も驚いたよ。自分から迫ってきた女がまさか"初めて"とはな。体は大丈夫か?」
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