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「斗真さん?嬉しいのは分かりますけど…」
「嬉しいからって急いだわけじゃないよ」
「だったらどうして?」
斗真は大きくふぅーと息を吐いた。
「愛音が…狙われてるから」
「ヤキモチ!?」
「違うよ。退院して会社に挨拶に行ったときに同期に会ったんだ。
俺と愛音は本当に付き合ってるのかってクドイほど確認された。
それで…他の秘書室が愛音を欲しがってるらしいと教えてくれた」
「私、どこでもいいですよ。斗真と一緒じゃなくても…」
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