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小学校の時は野球をやっていた。
俺のポジションはサード。
一番印象に残ってるのは監督。
名前は確か 桐谷(きりたに)監督。
「新太ぁ!お前やる気あるんか?!」
「あります!」
「じゃあちゃんと腹から声を出してがっちり捕れ!」
「はい!」
って会話をよくしたなぁ…
引退試合でなんと俺が満塁ホームランを打って監督を泣かせたのを覚えている。満塁になった時、監督は俺を期待してくれて打席へ送ってくれた。
あれは打った俺も驚いたな。
ホームベース上で皆から喜ばれ頭を叩かれた。
んでベンチへ。
「新太!よく打った!」
「おぉ!おぉ!!(テンパる俺)」
「いやぁ俺感動したよう…」
監督は眼鏡を取り、俺を抱き締めた。
俺もこれで自分にとってこの自分チームの試合が最後になる辛さ、皆とバラバラになる辛さ、ホームランを打った嬉しさで泣いた。
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