いらない子

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トイレに行きたくて目を覚ましたらまだ朝にはなってなくて、外が真っ暗で静か過ぎた。 「ママ…おしっこ… ママぁ…怖いよぉ… うぅ…ぐすっ」 我慢して我慢して我慢したけど、おしっこは玄関で出た。 「ママぁ… 怒られちゃう!!」 由香は部屋を走り回って、キッチンからフキンを持ってきて泣きながら拭いた。 でも足りなくて、ティッシュで一生懸命拭いた。 急いで着替えて、外もママも怖くなって、今度は押し入れに毛布を持って隠れた。 「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい…」
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