ちくしょう

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「ちくしょうっ」 「ちくしょうっ」 「ちくしょうっ」 由香は右手に使い慣れたピンクのカミソリを持ち、入れきれない力で左手首を切った。 「うぅ…痛いよ…」 死ぬ気なんてない。 死ぬ勇気なんてない。 そんな自分に益々うんざりする。 そしてまた呟く… 「ちくしょうっ…ぅぅ」
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