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昨日の彼との約束。
『明日夕方仕事終わったら行くから』
確かに言った彼。
『本当!?待ってるね!!』
何時なの!?何時に来るの!?と聞きたい気持ちを我慢して電話を切った。
何食べるかな～。
狭いキッチンに立ち、失敗せず、誰の口にでも合う料理…
由香はミートソースとサラダを作り、来てくれるのを待った。
夜になっても来ない彼のために。
今か…今か…
何度もメールの問い合わせをし、携帯を握ったまま着信を待った。
耳を澄ます。
車の音がする度、止まれ!!止まれ!!と願いながら。
車が通り過ぎる度、体に入った力も抜ける。
今にも足音が聞こえて、このドアを叩くんじゃないか…
でも待てども待てども彼は来なかった。
どうして｡｡｡｡どうして｡｡｡｡どうして!!!!
由香は膝を抱え剃刀を握る。
脳裏に過去を思い出しながら………………………
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