ひとりぼっち

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携帯の着信が鳴る。 あ… それは待っていた彼からの電話。 「もしもし…」 『あ!!由香!!ごめん!!先輩に捕まって!!今から行くから』 「あ… うん………」 なぁんだ… 私は捨てられたんじゃないんだ。 待つのは絶望的な不安に襲われる。 私は踏みにじられたんじゃないんだ… 彼が来る。 本当に来る? あの日の様に、待ちながら… その目が開くことはもうなかった。
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