嫌よ嫌よはやっぱり嫌

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【病院】 病室の廊下の椅子に腰掛けた翔葉。 春可の検査中、落ち着きを取り戻しつつあった。 翔「すいませんでした…取り乱してしまい…」 土「気にすんなよ」 翔「ありがとうございます。春可を運んでくれて」 土「いや、別に…」 土方は照れたように顔を逸した。 それを小さく微笑み、また翔葉は下を向いてしまった。 やはり、妹が心配なのは隠せない様子。 銀「それでいいだろ」 翔「っ…??」 銀時はそっと、翔葉の頭に手を置き、優しく微笑んだ。 銀「家族なんだ。ウチの新八君くらいに、シスコンと呼ばれるくらい甘えてやれ」 翔「銀時さん…」 すると翔葉は、小さくではあるが心から笑った。 .
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