プロローグ

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「ところで、シアンは何だったんだ?職業!」 「私ですか?私は武装商人という商人でしたよ。よく分かりませんでしたが…」 「そういうユミルは何だったんですか?」 「俺か?よく聞いてくれたな!俺は… 「どうせ魔術師なのでしょう?」 「ちょ、人の話に割り込むなよ!俺は何と魔王だ!どうだ?凄いだろ!」 「魔王ですか?でも、確か魔術王は現役ですよ?」 「シアン、甘いな!魔王は魔王でも、俺は魔導王だ!」 「魔導って言うと、魔術とは桁違いの力を使役するあの燃費も悪い事で有名な魔導ですか?」 「確か、魔導王はこの国の初代国王以来ずっと空位でしたね」 「おう!何か俺は普通の人が魔術使う感覚で魔導使えるからな!魔術はどこかで起きてる現象や事象を色々組み合わせて使わないといけないけど、魔導なら何も無くても作り出して使えるから便利だしな!」 「それに、魔術は術師が使い続けなければ消えてしまいますが、魔導なら一度使えば恒久的に力を失わない物もありますからね。でも、消えない火を例えばランプに灯そうとしたら普通なら、絶命する程消耗しますけどね」
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