プロローグ

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「まぁ、俺は全然平気だけどな!」 「だからと言って、遊びの為に川の流れを変えたり、身体を動かすのが嫌だからと言って、学園とその周辺だけ嵐にして放置したりするのはどうかと思いますよ?」 「うっ…、それはちゃんと直したじゃねぇか!」 「そもそもやるな、という話ですよ」 「ま、まぁ、済んだ事何て気にしないでこれからの事を考えようぜ?」 (全く、こんなのがあの建国の父と同じ魔導王なんて……、世も末ですね) 「そうですね、と言っても、私の場合旅商人ですから身の回りの整理と旅立ちの準備をするだけですけどね」 「え?武装商人って武具とか装飾品を売ってる商人の事じゃなくて旅商人の事なのか!?」 「ええ、どうやら己の力のみで盗賊やら魔物やら魔獣などと戦い旅をする商人らしいです」
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