プロローグ

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「そう誉めるなって!そうだ、お前にコレやるよ!」 そう言ってシアンに小さな青い石の付いたピアスを渡す。 「何ですか?ここに付いてるのは魔石みたいですけど」 「それは、俺が通信と修復とおまけに障壁を魔導で付与した通信石だよ。まぁ、障壁はちょっと力加減ミスってピアス着けた人の全身にかかるようになったんだけど、便利だしいいよな?」 「………、ありがとうございます。全く、あなたは本当に規格外ですね」 シアンは微笑みながらユミルにお礼を言った。 「いいって!俺、自分用にも作ったしな!これで、どこに居ても通信出来るから何か困ったら教えろよ?すぐ現れるからな!」 「……、それはそれで少々欝陶しい気もしますが、まぁ、あなたも何かあったら連絡してくださいね?」 「それと、後で私の家に来て下さい。渡したい物があるので」 「分かった!じゃあ、夕方くらいに行くからな!」 「分かりました。待ってますね」 そうして、二人はそれぞれの家に帰って行った。
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