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「ただいま、っと言っても返事があるわけありませんね」
シアンの両親はミランで宿屋を営んでおり、シアンが学園に行く事になったのをきっかけに一人暮らしをさせていた。
「さて、両親には手紙を書いておけばいいですね。あの放任主義の二人なら問題無いでしょうし、それが終わったら旅立ちの準備をしますか…」
シアンは手早く両親に職業鑑定所の結果が武装商人で、それなりに魅力を感じた事と、向いているのならやってみるので旅に出る事を手紙に書き旅立ちの準備をしていた。
「あ、ユミルに渡すアレの準備もしとかないといけませんね」
シアンは自分の机に置いてある5cm四方の小さな箱を手に取り何かを呟く
「リ・アギン(封印解除)」
すると箱に幾何学模様が現れそして箱が開いた。
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