プロローグ

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ちなみに現在第59回目の卒業式をやっている。 「皆さん本学園で学んだ事を生かして社会に貢献して行って下さい。」 という学園長の言葉で締められ今ちょうど終わった。 「ふう、やっと終わりましたね…」 「ああ!やっと自由の身だ!」 「あなたはさっきまで寝てたじゃないですか…」 「細かい事は気にするなって!そんな事言ってるとモテないぞ?シアン?」 「ユミル…、あなたがなぜ首席で卒業なのか分かりませんよ…」 この二人は親同士が知り合いだった為小さい時から友人だ。 まず、この国では珍しい黒髪で瞳は透き通るような淡い緑色の目をしているシアン シアンは髪以外は普通と言っていいだろう。 次に赤髪で金と銀のオッドアイのユミル 勉強が苦手でいつも寝ていたが魔術は国中で恐らく五指に入るだろうという末恐ろしいバカである。
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