プロローグ

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「ま、気にするなって!そういえば、シアンは何するか決まったか?」 「うん?何って…?あぁ、職業の事ですか?」 「まだ決まってないなら、これから王立職業鑑定所に寄って行こうぜ!」 「そうですね。元々そのつもりでしたし」 王立職業鑑定所とは、その人に合った職業を文字通り鑑定してくれる所であり、誰でも無料で使える施設で大抵の人はここで自分に合った職業を教えてもらいその仕事をしている。 「32番でお待ちの方どうぞ~」 「じゃあ、俺呼ばれたから行って来るわ!」 「私はあなたの次ですから、あまり時間かけないで下さいね?どうせ魔術師か何かでしょうから」 「お前、俺の扱い段々悪くなってないか?」 「気のせいでしょう?早く行ってきて下さい」 「分かったから睨むなって!」 そう言いながら、ユミルは呼ばれた方へ歩いて行った
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