序章

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報酬:達成時決定 絶対に期待より少ない金額しかくれない 期限:特に無し なんかどうでも良さそう 依頼主&届け先:セントラルアーティファクト研究所 遠すぎる 重量:25kg 重たい、論外、私女 「絶対に嫌です」 サラリと重量辺りまで流し読みした私は即答した。 コイツは私を見てこんなのを運べと言うのだろうか? それもセントラルまで 「いや何もお前一人で運べとは言ってないさ 自分で暇そうな奴を見付けて荷物持ちをしてもらえばいい」 それが何故Aランクになる事に繋がるのだろう? とは思ったがこの人の言う事にはだいたい何らかの意図があり、 それらが悪い様にはならない事を知っているから渋々ながらも引き受ける事にした。 「……それならこの依頼引き受けます」 【大佐SIDE】 単独任務の多かった彼女は協調性が無く連携を苦手としている。 本人に自覚はない様だが男性との相性は特に悪い 戦闘スタイルも独特で防衛戦も一人で何役もこなしてしまう。 そのため今までは連携をする必要がなかったため今の様な状況になってしまった。 今回の依頼を選んだ理由は 男じゃないと運べないような物を運ぶ運搬依頼である事、 そして統率された山賊がいる地域を通らないと行けない目的地だからだ。 「上手くいってくれればいいが……」 娘が出ていった扉を見つめていたらそう呟いていた。
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