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【少女SIDE】
受付のある部屋に戻った私はテキパキと書類を分けているアンジェに話しかけた。
「アンジェそれ何の書類?」
「ああリアお帰り
今年入って来る新しいギルド員の資料よ
それより大佐はなんだって?」
「それがね………」
受ける事になった依頼の事やAランクを視野に入れろと言われた事などを伝える
「それは大変ね
でも確かにリアちゃんは魔物の討伐依頼とか受けないからね~
Aランクはなかなか難しいと思うわよ。」
そう言いながら資料分けを一旦中断しカウンター下にある引き出しから数枚の書類を取り出して私に差し出す。
「はい今暇してそうな運搬員に登録している人達の資料
資料は新しいのに更新するから返さなくてもいいわよ」
私がその書類を受け取ると「大佐には内緒ね」と釘を刺される。
……まあこれ個人情報だしね
「ん、
ありがとうまた明日来るわ」
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「どうしようかしら」
借りているマンションの自室にたどり着き
アンジェがくれた書類を見た私は溜息を吐きながらそう呟く。
何となく予想はしていたが渡された書類は男ばかりで、
女の運搬員もいるがそれは馬車専門で今回の依頼の様な小さな物の運搬はしてくれないだろう。
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