平穏な日々

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俺はしばらく考えて 「パスタがいいな、あっさり系がいい!あさりのパスタが食べたい。」 マリアは子供相手の様に 「わかったよ、わかったから行きましょう。」 少し引っ掛かるが、まぁ気にしないで店を探した。 直ぐに見つかりはしたが、時間的に混雑していた。 マリアに 「待ってなきゃならないな、どうする。他の物にする?」 「ううん、いいよ。アサリが食べたいんでしょ、待とうよ。」 俺はマリアを見て 「わかったよ、待つよ。」 30分位待ってようやく呼ばれた。 中はまだまだ混雑している。 注文を聞きに来たので俺は「アサリのパスタ!マリアは何にする?」 マリアは 「ミートお願いします。」 料理が来るまでしばらくかかるだろうと思い周りを見ていたら、子供が店の外で泣いている。 ママ~ママ~と呼んで泣いている迷子だろうと思った瞬間マリアが席を立ってその子供の所へ走って行った。 マリアはその子供をあやし迷子センターに連れて行った。 手続きをして戻って来た頃にはパスタはすっかり冷めていた。 俺は 「頼み直そうか?」と訪ねたが マリアはいいの、これ食べるからと言って食べ始めた。
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