平穏な日々

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マリアは生徒会の役員をしている、遅くなる時は、俺は中庭の花壇にいる。花を見ているのだ。 特に花が好きという訳ではない。 花に能力を与えると、どうなるかを試しているのだ。 明らかに他の花より成長が早い。 他人から見ると花好きの男に見えるだろうが、俺の場合は違う。花壇に悪さをしていると思われている様だ。先生に注意された事もある。 園芸部のヤツラは俺の事を花好きな男と思っている。 俺が行くと歓迎してくれる。 俺は暇さえ有れば能力をいろいろ試している。 勿論、ばれない様にだが… 一度マリアに透視の能力を試したら服が破けてしまった。無論、俺の仕業とは気付いてはいない。 突然の事にマリアは驚いたが、何と無く俺が何かしたのでは?と、にらんだ。 透視はまだ制御出来ない。 能力はいろいろ使える様に成ってきたが、制御が一番の問題点だ。 俺が産まれて間もなく母親にペンダントをもらって下げている。 このペンダントは特殊な効果があり、俺の能力の暴走を抑えてくれる。 能力に気付いてから裏山で山に穴を開けた事がある、ペンダントをしていなかったから能力が暴走した。
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