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それからはペンダントは肌身離さず下げている。
中庭で能力の開発をしていると、マリアがこちらに駆け足で来た。
マリアは息を切らして
『ハァハァ、待たせたね、ハァハァ、さぁ帰ろう~』
俺はマリアの頭を撫でて、『そんなに急がなくても俺はどこにも行かないよ、だから慌てないで…』
マリアはまだ少し息を切らしながら
『うん、わかっているけど心配なの。』
『また、子供扱いかよ~』
マリアは俺をどうしても弟にしたいみたいだ。
俺はマリアを妹として接している。
お互いに上に思われたい様だ。
まぁ実際、マリアに勝るのは、能力が使える事だけだから、弟扱いも仕方無い事かも…
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