始まり

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《大輔side》 柚琉の可愛さに身悶えていると、 制服の袖を引っ張られた。 見てみると柚琉が、 目を潤ましてこっちを見上げていた。 こいつの方が小さいから上目遣いに なってて、やばいくらいそそられる。 俺がまた一人で身悶えてるときに、 柚琉のやつが、「嫌いになった?」って、 今にも消え入りそうな声で聞いてきた。 その表情が、苦しさに溢れていて、 声のように消えてしまいそうで、 俺は思わず柚琉を抱き締めていた。
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