*偽りは真実のもと成立する*

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桜田!? 「あの…さ、もしよかったらなんだけど…」 照れているように上目ずかいで俺の目を覗き込む うわー、マジ可愛い 「今日一緒にお昼…食べない?」 「もちろん!!暇じゃなくても行く!!」 桜田はにっこりと笑う そして耳もとに顔を近づけて、俺にしか聞こえない声で 「じゃあ、中庭の桜の木のしたで待っててね」 と言うと俺に笑いかけて跳ぶように走っていってしまった 正直かなり嬉しい 俺が夢心地でいると後ろの方から足音が聞こえた しかも走ってる 「宮河海斗!!」 その男の声に振り向くと、そこには… 生徒会長がいた
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