*暗い闇の夢*

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とうとうお母さんは泣き崩れてしまった。 私はお母さんの近くに行こうとしたが 「莉奈…こっちへおいで」 お婆ちゃんが悲しそうな顔で手招きをしていた お婆ちゃんは私にこう言った 「莉奈お前は此処にいてはいけない…」 お婆ちゃんは私の肩に手を置いた …私はその手も少し震えていることに気がついた 「今すぐ“鑑の社”にこの子と一緒に行きなさい」 そこで私は初めてお婆ちゃんの隣に女の子がいることに気がついた 女の子はお母さんとお婆ちゃんと同じ悲しみを含んで、 笑った… 私はこの子はとても強いんだなと思った
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