第3章~レキダイアリスノオトギバナシ~

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レ「これが、一番目アリスのお話。」 柚「っ…」 柚裏は泣いていた。 マ「柚裏?」 レ「…」 柚「ぐす……か、可哀想だよッ!?なんだよ馬鹿ッ!!紅の女王様の馬鹿ッ!!」 レ「アリス?」 柚「なんだよぅッ!!お前らッ!!」 レ「でもね。本当にあった事なの。」 柚「…ぇ。ぐす。…おとぎ話って…」 レ「実話って言ってから話すのも…なんか話しにくいじゃん?」 柚「…うん。多分。」 レ「今の話…でさ?」 柚「うん。」 レ「紅の女王様死んでないじゃん?」 柚「うん。」 実話なのが割とショックらしく、俯いている柚裏。 レ「まだ…死んでないんだ。」 柚「えっ…!?」 マ「不思議の国では、おかしな話で、50歳以上、体も年齢も歳をとらないんだ。」 柚「は?凄くね?つか、紅の女王まだ、居る、の?」 レ「うん。残念ながら。」 柚「なんで、だって此処お城じゃん。君、王子様じゃないの?」 レ「王子…だよ?でも、俺は黄の町の王子。」 柚「紅の女王は、違う町なの?」 レ「うん。不思議の国に、町は、4つだけ。」 マ「此処、黄の町、右隣の緑の町、左隣の碧の町、そして紅の町。」 レ「碧、黄の町と緑、紅の町は対立関係に在るんだ。」 柚「仲良く、できない、の?」 レ「…アリスの事件があって以来、緑と紅とは関わりを持っていないんだ。」 柚「仲良くしたく、ない、の?」 その言葉に、少しだけ考える。 レ「…さぁ。どうだかね。でもね?そりゃa「ハッターきゅんみっけた!!あ、レックじゃん。何で居んの?」 俺の言葉を遮り、割って入ってくるこの男。犯人は一人。 もちろん… マ「…るっせぇんだよ!!グリールッ!!」 グ「怒っちゃやーよ♪」 マ「キモイ。」 グ「」 マ「目障り。」 グ「…ぐ、す。……レック!!」 レ「ん?」 グ「へたれ!!天才馬鹿!!何の話してたんだよぅっ!!」 レ「いや、今の流れから何でそこに行ったのかわかんねぇわ(笑)」 マ「レック。そこになんか居たか?」 レ「え、グリー「居たか?」 グ「いや、居る!!」 レ「グリー「居ねぇよな。」 グ「いや、居るって!!」 レ「…イナイデス。」 グ「うぇええええ!?」 柚「ヤバい、激しい耳なりが。」 グ「な、ひ、ど、」 マ「はッ。」 レ「」 グ「」 ドS様にはかなわなかった。
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