第4章~タマシイノウマレカワリ~

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マッドハッターside まあ、俺は、女王がくるのわかってたわけで。 俺は軽く未来予知が出来る。 つっても、長くて1年くらい先までだけど。 だから、アリスが誰だか、なんていうヤツか、大体わかった。 そう、だから アリスが居ない不思議の国がどんどん滅びていくのを見たから。 俺は柚裏を呼んだ。 まぁグリールが分裂した所くらいからかな。 頭が割れそうなくらいの激痛が走って。 悪い未来の待っている時はいつもこうなる。 予知、というより、勝手に未来が見えるんだ。しかも、悪い未来。 良い未来は見える事もあるけど、随分とあやふや。 自分から時間を決める事も出来ず、いつくるかすらわからない。 だから、これ、割と怖いんだぜ? まぁ、そこらから、紅の女王がレックの家に来るのが見えて。 そこでは、みんな死んでたけど。 未来は変える事が出来んだからさ。 俺はグリールを全員ぶちのめす前にこう言った。 「大切なヤツらを失いたくないなら1時間半後、ちょうどにレックの家でバレないように拘束と攻撃の魔法を展開しろ。誰にあてるかは、お前の好きにしろ」 ってな。 案の定アイツが来て、見事倒したってわけ。 え?脅迫? うっせ。時間がなかったから簡潔に話したんだよ。 それに、グリールは何故か俺の考えてる事が分かる。 だから、んまぁ、アイツをうぜーとか言ってるのはその… …/// 言わなくて良いよな!!/// だから多分アイツも寄ってくる訳で。 ま、昔から一緒に居るだけの事はある。 要らない部分は省いて、柚裏達にも説明した。
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