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シオン「...残りの伝説の武器も見つかれば良いんだけど、一体どこにあるのかな」
ココ「ウサ公、あんたって何にも役に立たないわね」暗い話題を避けるように言ったシオンに、ココが冷たく言い放つ。
ジク「おいおい、なんかシオンにきつくないか?」
ココ「ふんっ!あたしウサ公にネックレス返して貰ってないの、忘れてないんだから」
シオン「あっ...」
カズ「それでココ、機嫌悪かったんだ」
ココ「ちょっと、笑わないでよ。だってアレは...」
シオン「ココ、ごめん!すっかり忘れてた!早く言ってくれれば良かったのに...はい、これ」
ココは「色々ありすぎて言うタイミング逃がしたのよ」とシオンからネックレスを受けとった。
カズ「あれ、そのネックレス...」薄紫色に輝く石が埋め込まれた、それは、僕がココにあげた物だった。
僕の家に代々伝わるその石は、持つ者を正しき道に導いてくれる力があるとかなんとか...。
ジク「カズが、男がこんなネックレス恥ずかしいってココにあげたやつじゃん」
カズ「持っててくれたんだ...」て僕がネックレスに触れた瞬間!パキィィン!という高い音と共にネックレスは砕け、石だけが宙に浮いた。
そして、薄紫色の石から一筋の光が伸びた。
それは、まるで、どこかを指し示しているように。
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