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カズ「ジールドさん、どうして!あ、あなたはグシンジーの仲間だったの!?」
恐怖なのか、怒りなのか、悔しさなのか...きつく握りしめた僕の拳が、小さく震えた。
今まで一緒に笑いあっていたのに...!
シーネを傷つけたくないと、席を外させたあの優しさも偽りだったのか...!気がつくとジールドさんがゆっくりと、僕の目の前にまで近づいていた。
その紅く染まった両手で、僕の顔にそっとふれ...グシンジーを倒したいって思っているのは、私も同じです...と、僕を見つめながら言った。
ジールド「ただ、残念ながら君達と違うのは...私にとって消えてほしい邪魔な存在は、グシンジーだけではないのだ」
頬に触れる手に少し力が入る。死人のように冷たい手...。
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