小包

6/9
前へ
/143ページ
次へ
淡い光が目を眩ませる…… 段々と目が慣れてきて景色が目に映る。 そこには何回か来たことのある 幻界が目に入った。 自然が多く、空が青い。 目前には多くの人々、メルトやアインがいろいろ。 見た感じには大きな商店街だ。 人々の合間をくぐり歩く。 そう言えば、一人で来たの初めてだな。 あちこちで 「いらっしゃい」や「見て~」など客引きの声。 うるせーなー 長い長い商店街を抜けると、さっきまでの風景とは違い過ぎる広い草原。 草原には、幻界の動物が草を食べている。 幻界の動物は羽の生えた牛見たいな生き物や可愛い天使のような犬などいろいろ。 やっぱり幻界はいい所だな 幸せな空気が漂う草原をハインス城を目指して歩いている。 長い長いレンガの一本の道。 落ち着くなぁ 落ち着くと自然に思う。 なんで俺が養子? なんで今? いろいろ感じる。 でも 養子にはなりたい なにをするかもわからないけど。 とりあえず 今の生活は飽きた。 好奇心が人一倍にある俺にとって今の生活は苦痛とも言える。 考えていると遙か遠くに、白い人の様な大きさの物が見えてきた。この距離じゃ確認できない。 俺は白い物を確認したさに走りだした。
/143ページ

最初のコメントを投稿しよう!

354人が本棚に入れています
本棚に追加