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魔武器の生成が終わった僕らは、闘技場の前に立っている。
ゼロナスさんが来るまでの時間つぶしにもなるし、何より彼の確かめたいことというのが気になったのだ。
本当は、僕だけで行くつもりだったんだけど、
「危なくなったら俺たちが助けるからさ!」
と、押し切られる形で二人も来てくれた。
なんか、こういう友達っていいよね。
闘技場までの道はメルド先生が案内してくれた。
意外に闘技場って大きいなぁ。
僕は小さく息を整え、意を決して扉に手をかける。
ギィ…と音を立てて、扉が開く。
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