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「ゼロナスさん、ここは?」
僕が聞くと、ゼロナスさんは座るように促してから、答えてくれる。
「ここはスケアクロウの応接間だよ。さ、話すとしようか。何から聞きたい?」
「そうですね…。まずは全能の『代償』について教えてください」
僕が真に迫った顔で、言った。
ヴィークやユナ、イズナ、テオは気を使って静かにしてくれている。
「代償か…。うん、全能の能力については説明したね?」
僕は頷く。
「うん、前にも説明したとおり、全能はすべての属性を使える。でも、代償がある。それが厄介なんだ」
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