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<死ねば、愛されずにいるのもまたいい思い出になるかもね>
悪魔が囁いた
そうかもしれないね、
と相槌を軽く打った。そのとき――
『かい……ばら………?』
視えた
敵だから?眩しいから?
ああ、もうどうでもいい
『お前……そんなところで何してんだよ…早くそこから降りろよ!』
響也の声が心なしか震えて聞こえた
この感情を僕は苦しくなる程知ってる
『…』
『ほら、早く!!』
『……響也にはわかんないよ。』
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