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遺言、というものを残して置こうと思った
『響也には、わからない。』
『全部全部、僕が感じているモノ…一生知らずに生きていくんだろうね。』
(いいか)
(僕はお前を忘れない)
(だからお前も…)
『柏原…?』
あの時の空は…そうだな……
『響也、もう<僕>と会うことはないんだろうね』
差し出された手はうまくよけた
最後に一回、笑って
(お前も、忘れるな)
『サヨナラ、響也』
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